木材製品の品質は、日々のルーティンワークがあってこそ。
マルサク佐藤製材の日常の風景を、写真と共にご紹介します。

買い付け

伐採から立ち会う。直接買い付けすることを文章に。

日田市内には8つの原木市場があり、それぞれ月2回の市が開かれます。
当社はこれらの原木市場から樹齢60年以上、直径36cm以上の良質な大径材を厳選して仕入れます。時には樹齢が100年以上、直径50㎝以上の丸太。家具や木工製品には完成品を想像し、敢えて大きく曲がったものや色の黒いものなどクセの強い素材を選択する事もあります。

丸太の皮剥ぎ/製材

丸太の曲がり具合や木肌の様子、小口の割れ具合などを見定めて、どの面から鋸をいれるか決定します。常に節の有無,ひび割れ,きず等に注意を払い、取るべき材料を頭に入れながら製材していきます。木材を見極める目、熟練した経験を要する最も重要な工程です。

乾燥/加工

乾燥

無垢の木材を建築に使用するためには充分に乾燥している事が大変重要です。しかし100℃近い高温で強制的に乾燥を施すと、木が持つ本来の色艶や香りは完全に失われてしまいます。当社は天日による自然乾燥に拘ってきました。近年、内装材を主力商品にしてからは、乾燥のばらつきを押さえるため温水ボイラーによる低中温乾燥機を導入し、木材の色艶、香りを失わなず、且つ安定的な生産が可能な体制を整えました。

加工

内装材の生産において加工の精度は大変重要です。無垢の木材は乾燥が行き届いていても微妙な膨張収縮がおこります。そしてそれは季節、天候により大きく左右されます。日々の状況に応じて0.1mm単位で刃物の設定を変え、最良の加工を行っています。